【爆速レポ】”生まれ変わってもSiMでいたい” 困難や葛藤の闇を帯び、祝福の光に包まれたSiMの20周年公演

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ハッピーだけでは決してない20周年イベントだった。なぜなら、人生に辛く悲しいことがあれば楽しく嬉しいことがあるように、湘南で生まれたレゲエパンクバンド SiMも、艱難辛苦を乗り越えて今日という晴れ舞台を迎えられたからである。そんな彼らの歩んできた20年分の道のりを表現したようなライブであった。

貴重なMAHのギターボーカルで披露した「Come Together」。ロックで成功しなければ27歳で死ぬと決めていた若き日にカバーしたThe Beatlesを、今鳴らす。SiMがまだ無名だった時代の葛藤が背景にある、闇を帯びたグランジやレゲエが確かに感じられた。

“毎日が楽しいだけじゃない。この20年間は浮き沈みが激しくて、うんざりする日も多かった。だけど、生まれ変わってもSiMでいたい”といった旨のMCをした。その言葉にすべてが詰まってると感じた。その後に演奏したのは、拭えない悲しみや孤独感が感じられるギターのイントロから始まる「Life is Beautiful」。進化しつつも本質は同じなまま、直向きにバンド活動を続けてきたからこその重みのあるパフォーマンスだった。

もちろん、現在進行系で成長し続けるSiMの攻撃的でアツいライブであったのは間違いない。ただ今日のSiMは、紆余曲折ありつつも”世界のSiM”に至るまでの歴史を振り返ることのできる特別なライブだった。

対バンのライブレポートは以下のリンクから読めるので、併せてチェックしてほしい。

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この記事を書いた人

シキのアバター シキ ライブハウスとネットカルチャーの狭間に生息中

元音楽WEBメディア出身の編集・ライター。月間約180本のネットニュースを作成し、ライブレポやCDレビューのメディア掲載実績あり。学生時代は通算100本以上ライブを演っていた。音楽を知り、より好きになるきっかけを作りたくて記事を執筆する。中2でホルモンにハマり初音ミクに恋をして、気がつけば15年以上の音楽ジャンキー。面カテゴリーはカロリーメイツ。ラーメンはライフライン。

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