シキだ。”あの日嗅いだ新木場STUDIO COASTのギチギチなフロアで、誰かが食ったであろう胃の中から漂うファミチキの臭いをZ世代はまだ知らない”と思い込んでいる。
今週末のREDLINEでFACTが復活する。その瞬間を迎えて1音目が鳴る時。感情がどうなっているか想像がつかない。ただ、「rise」を演られたら身体が興奮で爆散しそうな気はする。
今年を振り返ると、FACTの復活はまるでドラマチックな伏線回収だなと思い上記のタイトルにした。勿論同バンドのメンバーと、KTR並びにJMSや関係者による最大限の尽力があったからこその復活だと思う。そこに加えて、いちリスナー視点からだと、Bring Me The Horizonが今年リリースした”とある曲”にFACTの要素が散りばめられていたので、まるで伏線のように感じられるのだ。
BMTHが9月27日にリリースした8作目のアルバム『POST HUMAN: NeX GEn』(ポスト・ヒューマン:ネックス・ジェン)。本作の中で「Top 10 staTues tHat CriEd bloOd」という楽曲がある。同楽曲ではDAIDAI(Paledusk)が共作しており、サウンド面でFACTを復活させたいという旨の発言を以下の動画内でしている。
楽曲制作時に、オリバー(Bring Me The Horizon)がDAIDAIに対して「一番影響を受けたバンドを一つだけ教えてほしい」というやり取りがあったそうだ。そこでDAIDAIはFACTの名前を出した。この返答により結果として、「Top 10 staTues tHat CriEd bloOd」は、FACTからの影響がありありと感じられるものとなったのである。懐かしさのあるメタルやエモがありつつ、ハイパーポップの要素もある現代的なサウンドに仕上がっている。
なお、Rolling Stone Japanによる「ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリーが語る、衝撃カムバックの真意、日本との絆」という記事の中でも、FACTへのオマージュの意があると綴られている。
つまり、こうだ。
これはもう、ラウドロック界隈の叙情的な伏線回収ではないだろうか。少なくとも私はそう思う。アツい。
やはりバンドという存在にはつくづくドラマとロマンがあるよなと、私は思った。そんなREDLINE開催2日前。絶対にFACTとPaleduskは観ることにする。どんなライブになるのかが楽しみで仕方がない。
余談だが、REDLINEに向けた準備に役立つ記事を執筆している。REDLINEに足を運ぶ方はぜひ参考にしてほしい。
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